管楽器とは…

　管楽器（かんがっき）とは、呼吸など空気の流れによって発音する楽器（気鳴楽器）のうち、少なくとも一方の端が閉じられていない管の中の空気の振動を利用して音を出す楽器の総称であります。 管の端にある発音体の振動が管に伝わると、管の中の空気が振動して音になるわけです。

　管楽器は大別して木管楽器と金管楽器に分けられます。 この両者は、古くは楽器の材質で区別していましたが、現在では発音体により区別され、リップリードの振動によって音をつくるものを金管楽器、それ以外の管楽器を木管楽器としています。

　ただ何せ、発音体と言ってもいろいろあるのでここでちょっと、

知っ得してみようね！

発音体もいろいろ

　発音体は、主に次のようなものが使われています。

１．シングルリード
　一枚の薄い板（リード）に息を吹き付け、楽器の一部に当たっては戻りして振動するもの。
クラリネット属、サクソフォーン属に値する楽器です。

２．ダブルリード
　二枚のリードを合わせて間に息を吹き込みます。 このときの息の圧力によりリードが互いに当たっては戻りして振動する。 オーボエ属、ファゴット属。篳篥(ひちりき)などの楽器です。

３．フリーリード
　自由に振動する薄い板に息または機械的に作った気流を吹きかけて振動させます。ハーモニカ、リードオルガン。笙(しょう)。これらの楽器は気鳴楽器ではあるが、管を使わないため、「管楽器」という日本語にはなじまないですね。 笙は竹管こそありますが、音程は簧で決まるため、同種ですね。

４．リップリード
　唇を軽く合わせて間から息を吹き出すと、唇が振動します。 ここに楽器の歌口を当てるもので、金管楽器(トランペット、トロンボーンなど）やほら貝など。

５．エアーリード
　エアーリードとはいうけど、目に見えるリードはありません。 息を空気の束にして楽器の角に当てると、空気の渦が生じ、これが振動となるもので、フルート属、リコーダー、横笛属、尺八など。


　属にリップリードの振動によって音をつくるものを金管楽器、それ以外の管楽器を木管楽器と分類しているのです。

キミのやりたい管楽器がきっと見つかる！
　

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